【覚醒前夜 4】

何もなかった

・・・・・

自分が何故生まれて来たのか

自分の使命はなんなのか

それを知るためのセルフセッションを
100回以上やった後

仲間のセッションの練習相手になっていた時のことだった

・・・・・

何もなかったんだ

全てあるのだけど
目に見えるものは何もなかった

あるのは自分だけ

だけど自分の姿形はない

自分がここに在ることだけは確実にわかる

光?

いや、自分が光だなんてことは
かなり前に知っていたし
見ていたし体験していた

だけど
光なんかでもない

目に見える形では存在していないのだけど
自分は確かにいたんだ、そこに。

どこに?

どんなとこに?

真っ暗?

いや、真っ暗とは違う。

真っ暗という言葉は
空間がある前提での言葉だ

真っ暗でもなく
かと言って真っ黒でもない

黒という言葉が適切かどうかはわからない

とにかく それをみたんだ

見た?
観た?
視た?

見たのでも
観たのでもないかもしれない

何もないのに確かに全て在るそこから

わたしが何か意識した途端に
全てが出来上がっていく

それはそれは 見事なまでに
この現実を作り上げていた

あぁ、こうなっているのか
この世というのは

あぁ、やっぱり無かったんだ
この世は



意識がここへ戻ったとき

確かにわたしには肉体というものがあり
物質というものも観察できた

他人というものも存在し
わたしは椅子というものに座っていた

あぁ、そうなのか

その時、すべてを察した

わたしがこうしてここへ在ろうとする意味を

悟ったというのか
目醒めたというのか

わたしが知っている言葉の数は
この世のすべてを表すには
少なすぎる

ただ、その時の感覚は
いつまでも鮮明のままではない

あぁ、こうして忘れて来たんだ

わたしたちはこうして
すべてを忘れて来たんだ

求めた人間だけが
思い出すことが出来るんだ

求めて求めて求めて
探求し続けた人間だけが
みることが出来るんだ

マクロだろうがミクロだろうが
喜びだろうが苦しみだろうが

何かを探求し続けた者だけが
目醒めることが出来るんだ

わたしが全てと思っている全ては
真の全ての一部に過ぎないのかもしれない

ただ、そう思うことが出来る思考を
手に入れたことは
わたしの人生を大きく変えた

人生の捉え方を大きく変えた

わたしには喜びしかない

しかも、その一つひとつの喜びを
人の3倍感じられるんだ

そんな思考を手に入れた

そして悟ったことがある

ただ悟る ことには何の意味もない
ということ

肉体を持って存在しているこの次元で
何を成すのか

そこに生かせない悟りなど
意味がない

悟っていなくても
それを成せるほうが
よっぽど意味のあること

・・・

覚醒した後も

わたしはまだこうして
覚醒前夜を過ごしている

明日、またわたしは覚醒する